ＡＳＣ建築デザイン

Policy

1. ある意味で住宅ブームです。タクミ、カリスマ、キョショウによる見てくれや一瞬の自己満足、マジックショー的 住宅が大流行ですが、私にはどうもつまらない。 建築家（屋）のエゴとクライアントの自己顕示欲が四つに組んだ 最悪のケースではないでしょうか。
2. 「住まい」はクライアントとの共同作業ですが、意見のぶつかり合いや突飛な提案、施主の無理難題が 案外意外な空間を生み、予期せぬ解決策が出来るかもしれません。新しい試みは度胸が必要ですが 唯一のものとなり印象深い建築になるかもしれません。
3. 建築家の職能は技能は勿論ですが、建築に対する思想、姿勢、哲学、批評性、思い入れを涵養し 施主の真剣な要望、将来志向や人生観さえもカタチとして実現させることです。 景観、環境といった社会的な事柄への配慮も当然のことです。
4. 記憶に残る「住まい」は媚びず衒わず素直な感性、素直な素材で豊かで楽しい空間、フレキシブルな空間の中に 光、陰翳、風、季節の移ろいを体感させる精神性の高い空間を構築することであり、日本の美と心を新しい 手法、技術、新しい思想により現代に具現化させたいと思っています。